ヤワ麺で

うどんもラーメンもヤワ麺がデフォ

音圧とコンプレッサー

近ごろは音盤を製作する時には、ほぼ必ず音データに対してコンプレッサーをかけてあるらしい。コンプレッサーと言うのは音データの突出して高いところを圧縮して、相対的に音量の小さい部分を持ち上げるような働きがある。結果満遍なく聞こえ、音圧が高く感じる。コンプレッサーを掛け過ぎると、音の波形はまるで土管のようになり、見かけ上の音圧は高くなり、屋外でイヤホンなんかで聞くと、小さい音の部分もそれなりに聞こえ、音が良くなったかのような錯覚をもたらす。音圧はいわば麻薬のようなものだ。自然な音圧で繊細に響きが広がる音を感じることのできる人間の耳を劣化させる。

 

吹奏楽なんかで、指揮者が大きい音の楽器を小さく押さえて、小さい音の楽器を大きく鳴らせと要求するんだけど、それも度を越すととてもつまらん演奏になる。フォルテにはフォルテの、ピアノにはピアノの色があるんだけどな。クラシックはその辺の繊細なところを聞くと奥が深くて100倍楽しめる。

 

デジタル万能の時代にあって、製作者側が安易にコンプレッサー使いすぎてるから、最近はア◯ゾンのレビュー見ても音圧が高くないと音質が悪いなんて言われる。しかし一般のユーザーの耳を劣化させてきたのは音楽を提供する側なんだけどな。コンプのかかり過ぎた土管波形の音、テレビのCMなんて典型。音量が上がったように聞こえるが、バリバリにコンプレッサーかけて、耳障りな高音域を強調して目立たせることしか考えていないから、あんな酷い音の洪水、垂れ流しになるんだな。CMタイムは本当に疲れる。

 

音楽は生にかぎるね。